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Mr.戸袋の米国シニアレポート

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PART6 高齢者の住宅のある街

 「若い間は仕事に専念して、定年退職後は気候の温暖な南部の土地に移り住んで、人生をエンジョイしたい」。アメリカ人の誰もが描く老後生活の理想像です。 「人間は誰もが、自分の住む場所を選ぶ権利をもつ」 土地や不動産が安い、気候が温暖である、自然が美しく環境が良い、高齢者のためのアクティビティが豊富である、高齢者が住みたいための希望的条件です。

 それらの条件を満たしている、カリフォルニア州、アリゾナ州、フロリダ州などへは多くの高齢者が退職後移つて来ます。

 アメリカは土地が広い事もありますが、高齢者住宅は殆どが平屋造りです。平屋ですと障害者に対しての特別なバリア対策の必要もありません。それと日本のように靴を脱いで一段あがる習慣がないため、すべて平坦に出来ているのも高齢者には利用しやすく安全でもあります。

 部屋数も高齢者2人が生活できる広さがあれば良いのですので、ベッドルームにリビングルーム、キツチン、バスルーム、ガレージ、収納庫、それらが無駄なく配置されています勿論、手すりの付いたバス、24時間セキュリティーシステムなども備えています。

 このような規模の住宅は、土地付きで9万$位から購入出来るので、今までの自分達の家を売って、新しく高齢者住宅を購入出来るのです。最近の高齢者住宅は、共通した経験を持つた人達が300戸位で地域社会を作って生活している地域も見かけます。これらの殆どは民間の開発業者によるものです。

 高齢者住宅街も戸数が多くなると、そこに住んでいる住民に色々なサービスが必要になってきます。そのサービスの代表的なものがリクレーション活動です。リクレーション活動には、多くのボランティアが必要です。そこに住む多くの高齢者はボランティアとし活動に参加しています。そして地域に、新しいコミュニケーションの場が芽生え、より一層の生活の楽しさを味わうことができます。

 アメリカの不動産業界のオフイスビル建設は、引き続き建設過剰ぎみで、それにくらべ、アパート建設はペンション基金や保険会社等の機関投資家が興味を示し、特に高齢者用の住宅には特別な興味を示しています。住宅関連業も一様に高齢者向け高級住宅マーケットに注目し始めています。

 リクレーション中心の街作りについては、目新らしいものではなく、すでに1960年代から始まっていました。代表的な街にサンシティがあります。いまではサンシティ・ウエストと併せると人口7万人を超す街に成長しています。

 高齢者住宅街サンシティと呼ばれていますが、本来は高齢者専用リクレーション都市と呼んだほうが相応しいような気もします。ここでは高齢者の住む街として最近のサンシティ・ウエストを紹介しています。                

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