アメリカより:ジーン・ロックウッド
仙台の新しい友の皆さんへ―
まず初めに、皆さんからいただいたコメントにお返事するのが遅れたことをおわび
します。近くの大学で毎日働くことになったのです。もう本当に疲れてしまって、
家に帰ったらベッドにもぐることしかできません。でも、今日(日曜日)は、仙台
からのお便りに少しお返事を書こうと、時間をとっておきました。
レイコ: 私が見た歌舞伎の演目が何だったのか覚えていません。歌舞伎の独特の
様式や日本の楽器の音色にすっかり集中していました。その一年くらい後に、ワシ
ントンD.C.のケネディ・センターで歌舞伎が上演され、私の住んでいるメリーラン
ドから遠くもないので、再び見てきました。
はじめは和楽器の音色や東洋的な音楽
のスタイルが奇妙に感じられたのですが、聞いて行くうちに、なかなか気に入って
きました。私は日本料理店で寿司を食べるのが大好きなのですが(私は「保守的
な」寿司ファンです。つまり、奇怪に見えるネタには、あまり挑戦しません)、店
内で流れている日本の音楽が好きです。とてもリラックスできるので、その音楽の
CDを2枚ほど買いました。
レイジ: アメリカでのデジタル格差についての質問がありましたね。最近の新聞
で読んだところでは、アメリカ人の50%以上がパソコンを持っていますが、イン
ターネットを使う人口はそれより少し下回るようです。学校では、全ての教室にパ
ソコンを設置することに力を尽くしており、たいていの図書館でも、皆が使えるパ
ソコンがあります。それから、以前に日本では妻の尻に敷かれた男性を「かかあ殿
下」("petticoat government")の状態とおっしゃっていました。こちらでは
"henpecked"(めんどりにつっつかれている)男性、という表現をよく使います。
カズミ: お便りの中に、仙台が急激に開発が進んで緑が失われつつあるというこ
とが書いてありました。アメリカでも、多くの地域で同じ問題が起きています。私
の住んでいる、バージニア州フレデリクスバーグには、都会を離れて、もっと田舎
でゆったりとした環境をもとめて移り住んでくるという風潮があります。
もっとも、それは初期にこのあたりに引っ越してきた人にしか当てはまりませんが。とい
うのも、フレデリクスバーグは、彼らが後にして来た都会と同じように、開発の手
が伸び、どんどんと人の密集した郊外地区となってきているのです。行き過ぎた開
発に大声で異を唱えるのは、往々にして、初期に都会(ワシントンD.C.)から
下ってきた人たちですね。
長くなりすぎたようですが、もっと他にお返事することが残っています。ここで一
度切って、また後でお便りします。
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